JR高輪駅のTTG無人コンビニを体験してきた
JR高輪駅のTTG無人コンビニを体験してきた

JR高輪ゲートウェイ駅のTTG無人店舗を体験してみた

リテールテックプラットフォーム編集部

2020年3月14日に開業したばかりの高輪ゲートウェイ駅の改札内に設置されているAI無人決済コンビニ「TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)」を編集者が体験してきました。2021年は多くの業界から無人サービスを取り入れた店舗が輩出されましたが、Amazon Goに次いで国内で話題となったTOUCH TO GOコンビニが利用される理由を探ります。

無人店舗「TOUCH TO GO」とは

まず高輪ゲートウェイ駅は、品川駅と田町駅の中間に位置している。用事面積で約13ヘクタール、延床面積100万平方メートルの大きな駅が都内の一等地に誕生した。その改札内にお弁当や飲料を購入できる無人コンビニ「TOUCH TO GO」が開設。JR東日本が大宮駅や赤羽駅で実証実験を行ってきた技術を導入した店舗となっている。

「TOUCH TO GO」(TTG)とは、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗である。天井に取り付けられたAIカメラによって、入店したお客と手に取った商品をリアルタイムで認識し、決済エリアにお客さまが立つとタッチパネルに商品と購入金額が表示され決済ができる。TTGは、2024年度末までに無人決済店舗を1,000店舗へ拡大すると発表したファミリーマートと資本業務提携を締結しており、日本で一番普及が見込まれている無人決済店舗と言っても過言ではないだろう。

実際に利用してみた

入口の自動ドアを抜けると、入場を認識するためのゲートがあり、長時間滞在することなく、数秒でゲートが開き商品が並ぶ店内へ入ることができる。

品揃えに関しては、意外にも通常の有人コンビニと差異はなく、定番の菓子類やおにぎり・弁当などの食品類が並んでおり、飲料系も種類が多くアルコールの取り扱いもあった。ただ全てが棚に仕切りを設けた平陳列であり、コンビニではよく吊り下げ型フックに掛けられている種類の歌詞も平陳列されていた。
※これは追ってフック型什器の対応がある。
参考記事『TTG-SENSEがフック型什器の対応開始』

 

日用品や雑貨類も豊富に並んでいる点も普段利用しているコンビニと同じだ。
中でも印象的だったのが、「TOUCH TO GO」オリジナルグッズが並んでいたことである。

今回は、菓子を数点とアルコールを1缶手に取りレジまで並んだ。特に商品バーコードを読み込ませる事なく、手に取った商品情報が液晶に表示されており、スムーズに会計に進む事ができた。アルコールの年齢確認だけ不安であったが、画面には「スタッフが年齢確認に向かう」と記載。少し待ったところ、実際にスタッフが直接確認しには来なかったので、恐らく店内カメラで年齢確認が行われたのだろう。

決済方法は現金決済はなく、クレジットカードか交通系IC決済のみの対応だったのでSuicaで決済を行って退店した。商品を選ぶ時間を含めても、店内の滞在時間は5分~10分ほどであり、有人コンビニと比べてもほとんど変わらない時間で店舗を利用することが出来た。

JR高輪駅のTTG無人コンビニを体験してきた

JR高輪駅店舗 外観

体験してみた感想と課題

初のコンビニ無人店舗という事もあり、入店やレジなどのシステム処理による時間がかかることを予想していたが、実際は全く不快に感じるほど待たされることなく利用することが出来た。
また他の利用者の様子を見ていたが、特に戸惑いもなく無人決済システムを利用しているようだった。昨今のコンビニやアパレル関係などでも無人決済システム利用が一般的になり始めていることが抵抗感を下げていると考える。

ただ個人的には、決済機能の中にpaypayやd払いのようなキャッシュレス決済が導入されていると凄く助かるなと感じた。

また店舗の商品を多く取る際にはゲート手前の小さなカゴを利用できるが、レジが完了した際にカゴの片づけ場所が分らず、最初に置いてあったゲート付近にカゴを戻したため、そこだけが唯一戸惑った点である。

入口のゲートに関しては、一見すり抜けられそうでセキュリティ面が脆弱なように感じるが、一般人が容易に超えられる高さでもなく人物を認識するまでは開場しないため、比較的安全であるように考えられる。

しかし、上記2点はシステムやオペレーション次第で改善できる点であるため、今後の改良改善に期待が膨らむ。

参考

リテールテックプラットフォーム編集部

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