イオンリテール、複数の飲食店対象にモバイルオーダー導入

リテールテックプラットフォーム編集部

マクドナルドなどの単独の外食チェーンで広がり始めたモバイルオーダー。イオングループはショッピングモールの複数の飲食店を対象に導入を始めました。コロナ禍での外食の持ち帰り需要の拡大に対応します。

駐車場などでオーダーを受け取り

イオンは商業施設「イオンモール」などに入居する飲食店を対象にモバイルオーダーの導入を始めた。利用者は館内の飲食店のメニューをスマートフォンで注文して駐車場などで受け取れる。日本マクドナルドなど外食大手が個別に導入する例はあるが、小売企業が全館をあげてテナントへの導入を主導するのは珍しい。

導入を始めたモバイルオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」は、中核子会社のイオンリテールが飲食支援のスタートアップ、プットメニュー(東京・大田)と組んでシステムを構築した。

館内のフードコートなど複数の飲食店で別々のメニューを注文しても、支払いや受け取りが一度で済む。受け渡し場所は駐車場でのドライブスルーか、入り口付近の専用カウンターかを選べ、店内での密集を避けられる。追加料金は不要で、配達料がかかるデリバリー専門業者と差別化する。

コロナ禍が続く中、約350施設へ拡大急ぐ

イオンモール東久留米(東京都東久留米市)で2月11日から実証実験をし、効果が確認できたことから全国のイオンリテール約350施設へ拡大する。6月25日から導入したイオンモール熱田(名古屋市)では館内のレストラン・フードコート・食物販専門店の18店舗が対象。注文した商品は最短30分で、受け取り用の冷蔵・冷凍対応のコールドロッカーや専用カウンターで受け渡しとなる。注文時間は午前10時半~午後6時半。受取時間は午前11時半~午後2時、午後5時半~午後7時半で、毎時30分単位で受け渡す。支払いはクレジットカードのみ。

新型コロナウイルス下で落ち込む飲食テナントの顧客拡大につなげる。外食の自粛が広がる中、小売り最大手が全面導入することで、持ち帰りの習慣の定着を目指す。

リテールテックプラットフォーム編集部

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